ゴードン・マーレイの車作りを僕は尊敬している。彼は南アフリカ生まれのカーデザイナー(クリエイター)で現在60歳。これまでの経歴は、車体設計者としてブラバム、マクラーレン(F1チーム)などであのアイルトン・セナを優勝に導いた立役者の一人で、20年間のF1界におけるキャリアの後、44歳にして引退。その後は、マクラーレン・カーズへ移り、車重1.1トン(1.3~1.5ℓクラスと同重量)に300ℓのトランク容量を持ち、6.0ℓ!V12(BMW製)を積んだ
マクラーレンF1というライトウェイトスポーツを製作した。
彼の車作りには一切無駄がない。軽量に設計し(ライトウェイト)、空気の流れ(空力設計)の計算を追及している。それはボディを繋ぐネジ選びまで徹底しているという・・
これは、普段の生活にもつながることだと思っている。
自分もそうだが、人間の欲望はどこまでも続いていて、終わりがない。
でも、自分の目標が定まった時、これまで何の気なしにやっていたことが無駄に思えてくる。
例えば健康について気づく。例えば、毎朝、牛乳を飲むのと水を飲むのでは大きな差があることに気づく。これまでの習慣で毎日牛乳を飲んでいると、段々体重が増えてくる。今までは運動する機会があったり、代謝がよかったから太らなかったんだと気づく。多分スノーボードというスポーツが好きになっていなかったらこんなことには気づかなかったと思う。その証拠に多くの人が太っていると自分で認識しながら、そのまま太っていく。なぜ放置しておくのか・・それは、目標がないからである。やせていたいという気持ちがあっても、やせているから何か得になるのかという考えに至るからである。実際、僕はそうだった。自分は昔、太らない体質だった。絶対太らないと思っていた。でも不摂生な生活をしていたら、太った・・世の中に絶対もラッキーもない。可能性はいつも自分が受動的に作り出すものだ。
僕は今年、これから本気でスノーボードと関わっていくことを決めた。それから、本当に色々変わった。必要なことを求め、必要のないものは一切求めなくなった。健康を意識するようになった。週末自転車に乗るようになった、最近はマラソンも始めた。今まで車で通っていた道から見える景色がこんなにキレイなことに気づいた。ご飯が毎食すごくおいしい。水がすごくおいしい。これからはこうやって毎日の少しの変化にも気づけるような人間になりたい。また、そんな環境を作りたいと思うようになった。
人は、1つの目標に向かう時、もう余計なものは必要としなくなる。後は静かに、熱く、その事に向かっていく強く、柔軟な発想と行動をとるようになる。
その事に気づかせてくれた友人に心から感謝している。そして、今後は、僕が誰かに恩返しする番だと思っている。自分一人で幸せになるんじゃない、誰かを幸せにすることが大事なんだって。
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