"ディーゼル"ということば、最近の日本では全く注目されなくなってしまいましたが、世界に目を向けた時、その流れは全く逆に向かっていることは、日本ではあまり知られていません。
日本でディーゼル車がいなくなってしまったのは、7年前、東京都知事の石原さんが、黒いすすの入ったペットボトルを振りかざし、東京に来るトラックなどにDPF(ディーゼル微粒子除去装置)という部品を付ける事を義務付けた「ディーゼルNo作戦」が事の始まりではないかと思います。
一方、ヨーロッパでは、日本がディーゼル車に目をそむけている間に、低燃費、・低二酸化炭素、低排ガス、高品質なディーゼル車の開発が進んできました。なんと今のEU全体では、新車販売台数の内50%!!に迫っており、ドイツで既に約50%、オーストリアやフランスでは70%前後を占める勢いだそうです。日本とは大きな違いがありますよね。
と、「環境問題」といってもクルマの場合は、空気を汚す"排ガス問題"と地球温暖化の原因となる"二酸化炭素"は、それぞれ別の意味を持っていることに注目してください。日本では「環境に悪い」とされているのは、NOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)というわれる光化学スモッグや喘息、肺がんなどの原因といわれる"排ガス"のことを指しており、反対にヨーロッパでは地球温暖化の原因となる"二酸化炭素"の低減が「環境によい」とされているのです。
最近の動きでは、日本の自動車メーカーに先んじてドイツのメルセデス・ベンツがドイツ国内で販売するディーゼルEクラスを改良し、"E320CDI"を日本国内への導入、販売を始めました。※昨日CMを見かけました。
また、日本メーカーでは日野、日産ディーゼルが既にトラックでディーゼルの販売を行っており、ホンダは、2.0L以上の自動車で3年以内にディーゼル車を販売すると発表しています。
今やディーゼルはガソリン車に比べて燃費がよく、近い将来には環境問題という観点からもガソリン車を上回る日も近いレベルに達しています。
僕は、これから車社会がどう変わっていくのか、世界でどんな動きがあるのか、環境問題などの観点を中心に独自の視点で書いていこうと思っています。
エコ(eco)を感じる心をエココロといいます。
みんなでエココロを持ち寄って、盛り上がりましょう!
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